モリー・ムーン百科事典
 
 
  イヌイット Inuits  
  カナダ北部、アラスカ北部からグリーンランドにかけて住んでいる人びとのカナダにおける公式呼称。イヌイット語で「人びと」を意味するイヌイットは黄色人種で、日本人とよく似た顔をしている。現在の人口は十二万人ほどといわれる。かつては犬ぞりを使い、モリでアザラシ、セイウチを狩り、雪で作った家「イグルー igloo(日本のカマクラに似ている)」に住んでいたが、今ではその生活も変わり、近代化が進んでいる。イヌイット彫刻や版画は有名だが、毛皮なども大切な収入源。生活基盤は多様化したものの、今もアザラシを主とした狩猟や漁業は、イヌイットの生活で重要な位置を占めている。かつてはエスキモーと呼ばれていたが、差別語であるとされてイヌイットに改められた。しかし、実際には呼称の由来は複雑で、対象となる集団も異なる。